古来より、日本人は、お祭りや儀式、年中行事などを行う日を「ハレ」の日、普段どおりの日常を「ケ」の日とよび、日常と非日常を使い分けて生活バランスをとる術を持っていました。
1月 睦月お正月毎年一年の幸福をもたらすためにやってくる「年神様」をお迎えする行事です。 成人式成人式は、「20歳という大人になったことを自覚し、自ら生き抜こうとする青年を祝い励ます」行事です。 2月 如月節分節分(2月3日)は、24節気で表す「冬と春の季節の分かれ目」。 3月 弥生桃の節句桃の節句は3月3日。 春のお彼岸春のお彼岸は季節の変わり目であり、春分の日をはさみ前後3日間、合計7日間を期間とされています。 卒園式・卒業式卒園式・卒業式は、園や学校の教育課程を修了した子どもたちを新たなステージへ送り出す行事です。 4月 卯月入園式・入学式その園や学校に入園・入学する事を祝う行事。入学式は、明治時代くらいまでは9月に行われていましたが、徴兵令の改正に伴い、1921年に4月入学が定着するようになりました。 お花見木々に咲いている桜を鑑賞し、春の訪れを感じる行事。 5月 皐月端午の節句5月5日端午の節句は、男の子のすこやかな成長をお祝いする日。 母の日お母さんに感謝の気持ちを伝える母の日。 6月 水無月父の日母の日に習い、父に感謝の意を表す「父の日」は、6月の3週目の日曜日。 7月 文月お中元毎年夏、お世話になった人や親しい方に感謝の気持ちを込めて贈り物をする風習です。 土用の丑の日立春、立夏、立秋、立冬前の18日間(一部19日間)を指す「土用」の中で、十二支の「丑」の日と重なる日のこと。 8月 葉月お盆一般に7月または8月の13日〜16日に行われる仏教行事で、盂蘭盆(うらぼん)とも呼ばれます。 9月 長月秋のお彼岸お彼岸とは自然やご先祖様に感謝を捧げる仏教の伝統行事で、秋のお彼岸は秋分の日(通例9月22または23日)を中日(ちゅうにち)とする前後3日間、合計7日間をさします。 敬老の日敬老の日の始まりは、1947(昭和22)年に兵庫県の野間谷村(現・多可町)で「お年寄りを敬い、知恵を生かした村作りを」という考えのもと「としよりの日」が提唱されたことに由来します。 十五夜1年で最も美しいとされている「中秋の名月」を鑑賞しながら、収穫などに感謝をする行事。 10月 神無月運動会園・小学校・中学校で行われるスポーツ行事。当初は遠足やピクニックを行っていましたが、1897年(明治30年)頃から学校行事として定着しました。子ども達同士の協力や調和、連帯感などを養うことを目的に、紅白に分かれてかけっこや玉入れ、お遊戯、騎馬戦、応援合戦などが行われ、親は観覧します。多くの学校で秋に開催していましたが、最近では春に開催する学校も増えてきています。 11月 霜月七五三7歳、5歳、3歳の子どもの成長を祝う日本の年中行事として、神社・寺などで「七五三詣で」を行い、報告、感謝、祈願を行います。 12月 師走お歳暮7日頃お世話になっている方々に対し、1年の締めくくりにお礼の気持ちとして贈るものです。 おせちおせち料理は、漢字で「御節料理」とかきます。年神様にお供えする料理で、お供えを分かち合うことで神様の御利益にあずかるために、お正月に食べられるようになりました。 お祝いお食い初め赤ちゃんの生後100〜120日頃に、「食べ物にずっと困らないように」という願いを込めて行われる行事。 一升餅祝い赤ちゃんが1歳になった時に、1升のお餅を風呂敷で赤ちゃんに背負わせるお祝いの行事。 誕生日家族や親しい人の誕生日は、とても大切にしたいもの。とくに子どもの誕生日は、子どもの成長を実感できる記念日です。お祝いの仕方はさまざまですが、子どもが小さいうちは、自宅に祖父母などを招待してパーティを行うという家庭が多いようです。プレゼントを贈り、ちょっと豪華な料理、バースデーケーキでお祝いし、年に1度の記念日を楽しく過ごします。 還暦還暦とは、満年齢で60歳(数え年で61歳)。 厄年厄年とは数え年で男性が25・42・61歳、女性が19・33・37・61歳になる1年間を呼び、その前年を前厄、後年を後厄として、それぞれ3年間の注意を促しています。中でも男性42歳、女性33歳は「大厄」と呼び、特に注意が必要な年齢と言われています。厄年の時には予期せぬ災難にあいやすい、人生の転機が訪れる人が多いとされており、厄除け、厄払いのお参りに足を運ぶのが通例です。 ※ ここで紹介している季節の行事は、地域により、時期や内容が異なることがあります。 |