【四季折々】敬老の日について【しげよし】

2024/09/15

■2024年の「敬老の日」は、9月16日



敬老の日は、9月にある「国民の祝日」のひとつです。
「国民の祝日に関する法律」(祝日法)の改正により、2003年から毎年9月の第3月曜日に改められ、2024年は9月16日です。
「多年にわたり社会に尽くしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う日」が趣旨であるとされています。

敬老の日のルーツは、兵庫県北播磨にある多可町(当時の多可郡野間谷村)とされています。
当時の村長が「お年寄りを大切にして村の発展のための知恵を借りよう」と提唱し、「敬老会」を開催したことが発祥とされています。この「敬老会」の開催日が9月15日だったことから、当初、敬老の日は9月15日と制定されていましたが、前述した「国民の祝日に関する法律」(祝日法)の改正により、その年により敬老の日の日にちが変わるようになりました。

ちなみに、2024年から2030年までの敬老の日は、以下です。

・2024年 9月16日
・2025年 9月15日
・2026年 9月21日
・2027年 9月20日
・2028年 9月18日
・2029年 9月17日
・2030年 9月16日

■知ってる?「老人の日」と「老人週間」



敬老の日はハッピーマンデー制度が始まったことで9月15日から9月の第3月曜日に変更になりましたが、
「老人の日」もあること、知っていますか?
「老人の日」は9月15日で、祝日ではありませんが、「老人福祉への理解や関心を高めること」「社会を生きる人々が協力して助け合い、老人が自ら生活の向上を努めること」を目的に、老人福祉法によって定められました。

9月15日から9月21日までの1週間は、「老人週間」となっています。
東京都民で60歳以上の人とその付添人は、日本最古の動物園「恩賜上野動物園」、ドーナツ型の大水槽で群泳するクロマグロが見られる「葛西臨海水族園」、四季を通じて草木の姿や花の美しさを味わえる「神代植物公園」などの入園料が無料になるなど、自治体でさまざまな取り組みが行われています。

自分の住む地域ではどんなサービスが受けられるのかは、内閣府のHPや自治体のHPで確認できます。
予定があえば、おじいちゃんおばあちゃんとお出かけしてみてくださいね!

■「敬老の日」は、何歳から祝うべき?



敬老の日で祝う対象者の年齢は、特に決まっていません。
老人福祉法という法律では、65歳以上からが「高齢者」であるとされていますが、その年齢以下でもかまわない、というのが一般的な考え方です。
対象者に孫が生まれて成長した頃、お祝いをするケースが多いようです。

2024年、敬老の日にもらいたいプレゼントの1位は食品、2位はお花・手紙、3位は旅行という結果を見ると、雑貨のようにずっと手元に残しておけるアイテムよりも、思い出として心に残るものが望まれているようです。

敬老の日や老人週間のプレゼントにメッセージカードを添えようか検討する方もいるでしょう。高齢者に、「どんなメッセージカードがうれしいか?」をお聞きしたところ、「どんなメッセージカードでもうれしい」という声が最も多かったそうです。

今年は、プレゼントにメッセージを添えて、長寿のお祝いと日頃の感謝の気持ちを伝えたいですね!