【食材のこだわり】きゅうりについて【しげよし】

2024/07/01

■食用として人気の「マダコ」の旬は、6月〜7月



夏野菜の代表格である、きゅうり。
きゅうりは、夏野菜の代表格です。成分のほとんどが水分で、身体を冷やす作用があるため、暑い夏にぴったりの野菜です。
ビニールハウス栽培も行っているため、年間を通して当たり前のように手に入 る野菜ですが、本来の旬は6~9月頃。

この時期は多く出回るため、価格も一気に下がり、日々の食卓に取り入れやすい野菜です。

6月の出荷ランキングは、1位の埼玉県を筆頭に、群馬県、福島県、千葉県、茨城県と続きます。

きゅうりは、成分の約95%が水分で、カリウムが比較的多く含まれています。カリウムには利尿作用があるため、むくみの改善が期待できます。ぬか漬けにすると、ビタミンB1が増加し、乳酸菌の働きも加わるので、疲労回復の助けにもなるといわれています。

乾燥と低温が苦手なきゅうり。早めに食べきるのが基本ですが、保存する場合は、ビニール袋に入れて野菜室へ。

■きゅうりの表面についた白い粉は、「ブルーム」



きゅうりの表面に、白い粉のようなものがついているのを見たことありませんか?

この白い粉のようなものは、「ブルーム」とよばれています。
ブルームとは、暑さ寒さの外因や、水分の蒸発を防いだり、老廃物を出したりするためにきゅうり自身が出す天然物質で、ぶどうやブルーベリーなどでも見られます。

人体には無害で、カビや農薬ではないため、そのまま食べても問題ありません。

近年は、白い粉が農薬のように見えるとのことから品種改良がおこなわれ、ブルームのついていない「ブルームレスきゅうり」が主流になりましたが、
ブルームきゅうりは皮がやわらく、みずみずしさと歯ごたえのよさが魅力です。
味噌をつけたり塩で浅漬けにしたりして食べてみてください。

■【カンタンレシピ】きゅうりと鶏ササミの中華あえ



きゅうりを使ったカンタンレシピ「きゅうりと鶏ササミの中華あえ」を紹介します。

★材料【4人分】
きゅうり 4本
鶏ササミ 4本
塩     適量
こしょう 適量
酒    大さじ1
白炒りごま 小さじ2
A)
しょうゆ 大さじ2
酢     大さじ1
砂糖     大さじ1
ごま油    大さじ1

★作り方
1きゅうりはすりこぎなどで軽くたたいて、ひと口大に切る。
2解凍して水けをふいた鶏肉は筋をとり、耐熱容器に入れて塩・こしょう、酒をふる。ラップをして電子レンジで約2分30秒(600Wの場合)加熱し、粗熱がとれたらひと口大にさく。
3ボウルにAを合わせて(1)と(2)を入れ、白炒りごまを加えてあえ、皿に盛ってできあがり。

甘酢だれが、きゅうりのおいしさをますますひきたてます。ビールのお供にぴったり! ぜひお試しください。