【食材のこだわり】タコについて【しげよし】

2024/06/24

■食用として人気の「マダコ」の旬は、6月〜7月



今や一年中スーパーに並ぶタコ。
日本で最も食用として人気のあるのは「マダコ」で、お刺身をはじめさまざまなな料理で使われています。

マダコの旬は、梅雨時期の6月頃から7月下旬が旬です。 この時期は、漁師が麦わら帽子をかぶって漁に出かける事から「麦わらだこ」とも呼ばれたりしています。 この時期は産卵に向けて体力と栄養を蓄えようと活発にエサをとるため、一番美味しい時期といわれています。

身が締まり硬めの食感が特徴で、噛めば噛むほど旨味が出てきます。 火を通して食べることが一般的で、お刺身以外には、天ぷらや唐揚げ、たこ焼きなどでいただきます。国内産のマダコの産地として、長崎県の五島や、神奈川県の佐島、兵庫県の明石、岡山県の下津井、福島県の常磐などが知られています。

マダコ以外には、ミズダコ、イイダコ、ヤナギダコなどが知られていますが、旬はこの時期ではなく、秋から冬にかけてになります。

■たこ焼きの由来と歴史

2024.5月末fc入金予定表6月14日



タコといえば、「たこ焼き」。
たこ焼きの由来を知っていますか?

たこ焼きは、明治末期から大正時代にかけて駄菓子屋や縁日の屋台などで提供され、子どもたちに人気のおやつだった「チョボ焼き」からの派生ともいわれています。

大正末期に日本でラジオ放送が開始されると、文明の最先端であったラジオから名をとった屋台食「ラジオ焼き」が登場。昭和初期、大阪市内の屋台でラジオ焼きの具にたこを用いた「たこ焼き」が販売され始めましたのが最初だと言われています。

当初は何もつけずに食べていましたが、戦後、濃厚ソースが誕生すると、たこ焼きにソースや青のり、削り節をかけるのタイルが確立したそうです。
やがて大阪名物として全国に知れ渡り、現在では国民から広く愛される屋台食の定番となりました。

■調理法いろいろ! タコの美味しさを味わおう



さまざまな調理方法との相性がよく、多種多様に調理して食べられているタコ。続いてはタコの美味しい食べ方について紹介します。

・刺身
弾力があり食感を強く感じられるマダコや、舌触りがよく甘みのあるミズダコは、刺身や寿司にして食べるのがおすすめ。タコのもつ甘みや風味をシンプルに味わえる食べ方です。

・しゃぶしゃぶ
一般的ではないですが、通の間で知られている人気の食べ方と言えば、タコのしゃぶしゃぶです。出汁にくぐらせることで、甘みや風味が際立ち出汁にもタコのうまみが広がります。

・甘酢漬け
甘酸っぱさがクセになるタコの甘酢漬けは、おかずやおつまみとしてもピッタリです。タコ本来の甘みや旨味も際立つため、一緒にキュウリなどの野菜をあえると野菜も美味しくいただけます。

・タコ飯
水揚げしたタコを簡単に調理し漁師飯として米と共に炊き上げて作られたタコ飯。愛知県や瀬戸内海周辺を中心に食べられている郷土料理のひとつです。今や全国的に人気を博し、これらの地域以外でもタコが多く水揚げされる地域で頻繁に食べられるようになりました。

旬の時期を迎え調理法もいろいろのタコ。自宅で美味しく食べてみてくださいね!