【食材のこだわり】メロンについて【しげよし】

2024/05/13

■メロンの旬の時期と代表的な品種を紹介!



甘くてみずみずしい風味が魅力のメロン。メロンの旬は、品種や産地によって多少異なりますが、一般的には5月~7月頃です。
以下、代表的な品種を紹介します。

⚫マスクメロン(アールスメロン): メロンの代表格で、果肉は黄緑色で、ネット模様が特徴です。甘味が強く、上品な香りが特徴です。旬は5~7月頃。

⚫夕張メロン: 北海道夕張市で栽培されるメロンで、正式な名称は「夕張キング」。果肉はオレンジ色で、柔らかくジューシーな味わいです。糖度が高く、濃厚な甘味が特徴です。旬は6月下旬~8月上旬頃。

⚫アンデスメロン: 果肉は淡緑色で、しっかりとした食感と爽やかな甘味が特徴です。比較的安価で手に入りやすい品種です。旬は5~6月頃。

⚫アムスメロン: 果肉は白っぽく、あっさりとした甘味が特徴です。マスクメロンよりも日持ちがします。旬は5~7月頃。

⚫プリンスメロン: 果肉は淡緑色で、柔らかくジューシーな味わいです。糖度が高く、濃厚な甘味が特徴です。旬は4~6月頃。

⚫タカミメロン: 果肉はオレンジ色で、しっかりとした食感と濃厚な甘味が特徴です。夕張メロンに匹敵する高級メロンとして知られています。旬は6~7月頃。

⚫マルセイユメロン: 果肉は黄緑色で、マスカットのような甘い香りが特徴です。糖度が高く、上品な味わいです。旬は5~7月頃。

これらの他にも、様々な品種のメロンが全国各地で栽培されています。

■古き良き日本のメロン、マクワウリ



「マクワウリ」って知っていますか?
岐阜県真桑地区が発祥の地で、かつては日本の夏を代表するフルーツでした。

しかし、昭和30年代に入り、プリンスメロンの登場によって急激に市場から姿を消し始め、さらに品種が増えた40年代には、ほぼ世間から忘れさられた存在になってしまいました。

近年では、マクワウリの栽培農家が減少していますが、主な産地は岐阜県、愛知県、滋賀県であり、メロンなどと同様夏が旬で6月頃から出回り始めます。またお盆の時期が最も旬のピークであり、お盆のお供え物として欠かせない地域もあります。

マクワウリと一言でいってもさまざまな種類があり、皮が黄色い「黄金マクワウリ」や緑色に白い筋がある「銀マクワ」、全体が白色で丸い「ニューメロン」などがあります。

■メロンパンの起源は? 



メロンといえば、思い出すのが「メロンパン」。

1930年代、神戸のパン屋さん「金生堂(きんせいどう)」が発売した、表面がひび割れていて格子状の模様が付いた丸い形のパンが、日本で最初のメロンパンとされています。

また、アメリカ経由で入っていたメキシコの「コンチャ(スペイン語で貝・貝殻の意味)」という甘いパンの形がメロンパンと似ており、それをルーツとする説もあります。

すべてのメロンパンにメロンの果汁が入っているわけではなく、
⚫果汁系… フルーツの香りがするもの(緑色のものはほぼメロンそのものの香り)
⚫バター系… バターの香りがするもの(表面がクッキーのようにカリカリしているものに多い)
⚫洋菓子系… .ケーキのようなほのかに甘い香りがするもの

などに分かれます。

本物のメロンとともに、「メロンパン」も風味も楽しんでみてください!