【食材のこだわり】グリーンピースについて【しげよし】

2024/05/29

■今が旬のグリーンピースは、食物繊維が豊富で野菜の中でもトップクラス!



グリーンピースの旬は、初夏(5月~6月)です。この頃になると、グリーンピースは甘みと香りが増し、最も美味しくなります。

旬のグリーンピースは、以下のような特徴があります。
・さやが鮮緑色で、ふくらんでいる。
・種子が大きすぎず、ふっくらとしている。
・さやに穴や傷がない。

旬のグリーンピースは、豆類特有のデンプンやたんぱく質、糖質のほか、ミネラル類では、カリウム、亜鉛、銅、マンガン、鉄を、ビタミン類では、ビタミンB1・B2・B6、パントテン酸を多く含みます。食物繊維が特に豊富で、野菜類の中でもトップクラスです。また、野菜類の中ではナイアシンが多く含まれ、皮膚や消化管、神経などを健全に保つ働きがあるといわれています。

そのまま生で食べたり、サラダ、スープ、パスタ、煮物などに利用することができます。ゆでたものは冷凍保存もできるため、旬の時期以外でも楽しむことができます。

■そら豆は、「6大食用豆」のひとつ



グリーンピースに良く似た豆・そら豆の旬は、4月から6月になります。

そら豆は、大豆、落花生、えんどう豆、いんげん豆、ひよこ豆と共に、6大食用豆と呼ばれています。エジプトでは4000年以上も前から食用として栽培されており、日本には奈良時代にインドの僧侶が中国を経て持ち込んだと考えられています。

さやが空に向かってつくため「空豆」、または蚕を飼う初夏に食べ、さやの形が蚕に似ていることから「蚕豆」という和名がつけられています。

そら豆は、植物性たんぱく質、ミネラル、ビタミン類をバランスよく含んでいます。

塩茹でしたそら豆をそのまま食べるのも良いですが、焼きそら豆にしたり、サラダやパスタ、スープの具材にしたりする方法でも、おいしく食べることができます。

■グリーンピースとそら豆両方を料理に取り入れよう



共にこの時期が旬の、グリーンピースとそら豆。両方を料理に取り入れてみましょう。以下、具体的に紹介します。

●グリーンピースとそら豆のポタージュ
グリーンピースとそら豆の甘みと風味が凝縮された、濃厚なポタージュスープです。牛乳を加えることで、まろやかな味わいになります。

●グリーンピースとそら豆のサラダ
グリーンピースとそら豆の甘みと、野菜の食感が楽しめるサラダです。
オリーブオイルとレモン汁を加えることで、風味がアップします。

●グリーンピースとそら豆のパスタ
ベーコン、生クリーム、チーズを加えてクリーミーな味わいに。

それぞれの豆の甘みを味わいながら、旬の味覚を楽しみましょう!