トップページ > ブログ > 【四季折々】笹蒸し寿司について【しげよし】
2024/02/22
■「笹蒸し寿司」ってどんなお寿司? その歴史は? 日本文化の代名詞とも言えるお寿司。 お寿司には、握り寿司、巻き寿司、押し寿司、ちらし寿司、棒寿司、いなり寿司、手巻き寿司などさまざまな種類がありますが、そのなかのひとつに「笹蒸し寿司」があります。 笹蒸し寿司は、古くから日本各地で親しまれている郷土料理の一つです。 その起源は明確ではありませんが、奈良時代から平安時代にかけて、朝廷行事や貴族の宴席で供されていた「御寿司」が原型と考えられています。 当時は、酢飯に魚介類や野菜などを混ぜて笹で包み、蒸して作られていました。 江戸時代になると、庶民の間でも笹蒸し寿司が広く食べられるようになり、地域によってバリエーションが生まれ、現在では、日本全国でさまざまな種類の笹蒸し寿司を楽しむことができます。 ■全国各地の代表的な「笹蒸し寿司」を紹介! 笹蒸し寿司は、地域によっては「笹寿司」とよばれることもあり、具材や作り方が異なります。ここでは、全国各地の代表的な笹蒸し寿司を紹介します。 ⚫長野県:笹寿司 飯山市に伝わる郷土料理で、笹の上に酢飯を敷いてその上に具材をのせたお寿司。酢飯の上には、ぜんまい、たけのこ、しいたけ、くるみなど山の幸を中心にあしらわれ、錦糸卵や紅生姜で彩りを添えます。 ⚫富山県:白えびの笹寿司 富山湾でとれた白えびを富山県産のコシヒカリを昆布で炊いた酢飯の上にのせ、笹の葉でくるんだお寿司。「ます寿司」とともに、富山県のお寿司の代表格として知られています。 ⚫京都府:京野菜の笹蒸し寿司 京あげちりめん、蟹湯葉、京野菜などを具材した酢飯を笹の葉で巻いた伝統的な押し寿司。電子レンジで温めると美味しい蒸し寿司になります。 ⚫長崎県:カキの笹めし カキの旨味がたっぷり詰まった炊き込みご飯です。もち米と白米を混ぜて炊き上げることで、もちもちとした食感と、カキの濃厚な味わいが楽しめます。酢飯ではありませんが、笹の葉で包んで提供され、笹の葉の香りがカキの風味を引き立てます。 ■仕出し割烹しげよしでおすすめの笹蒸し寿司はこれ! 仕出し割烹しげよしでは、通信販売も行っています。しげよしがお送りする「笹蒸し寿司」は、国産鰤照り焼き・国産牛しぐれ煮・紅ずわい蟹の押し寿司をそれぞれ笹の葉に包んだ、笹蒸寿しのセットです。 食べる直前にレンジで80〜90秒温めると、爽やかな笹の葉の香りが具材の美味しさを更に引き立てます。6個入りと9個入りがあります。 笹蒸し寿司は、日本の食文化を代表する料理の一つです。 見た目も美しく、季節感を感じさせてくれる笹蒸し寿司は、お祝いごとや家族の行事の際の料理としてもぴったり! ぜひ味わってみてください。