トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】春菊について【しげよし】
2023/12/17
■冬が旬の春菊。冬が旬なのに、なぜ「春菊」とよぶの? 冬の季節の代表的な緑黄色野菜として知られる春菊。ちなみに、関西では「キクナ」ともよばれています。 ハウス栽培によって一年中出回っていますが、11~2月がおいしい季節です。 冬が旬の野菜なのに、なぜ「春菊」とよばれているのでしょうか。それは、春に花が咲くからです。原産地は日本という印象の強い春菊ですが、原種はヨーロッパ南部で鑑賞用の「クラウンデイジー」として親しまれています 日本では食用の野菜として改良しており、花が咲く前の「春菊」を食べているのです。 春菊の主な生産地は、千葉県、大阪府、茨城県。 春菊の独特の香り成分は自律神経に作用し、食欲の増進やせきを鎮めるなどの働きがあると言われています。また、骨粗しょう症や貧血の予防に効果的なカルシウムや鉄、β-カロテンも豊富なヘルシー野菜としても知られています。 春菊は、葉先まで緑が鮮やかで香りが強くみずみずしいものが新鮮。茎が太すぎず、指で簡単に折れるくらいやわらかいものを選びましょう。 ■鍋料理と相性抜群! 春菊の魅力 寒い冬の季節、鍋料理を楽しむ家庭も多いのではないでしょうか。 この時期食べごろを迎える春菊には、冬を乗り切るたっぷりな栄養と、気持ちをリラックスさせてくれる爽やかな香りがあるため、すき焼きをはじめとする鍋料理に重宝されています。 鍋料理に春菊を使う場合は、見た目が揃うように切り分けましょう。 また、春菊は、葉の部分を長く加熱してしまうと、苦味が強くなってしまいます。鍋料理で食べるときは、まず茎の部分から入れて少し火を通し、それから葉の部分を入れるようにしましょう。20〜30秒くらいしたら取り出して食べると、春菊本来の美味しさを味わうことができます。 ■【簡単レシピ】ごまの風味とジャストフィット!春菊のごま和え 簡単につくれる「春菊のごま和え」のレシピを紹介します。 ⚫材料(4人分) ・春菊 … 1袋(100g) ・白炒りごま(黒でもOK) …大さじ1 ・醤油 … 小さじ1 ・砂糖 … 小さじ1/2 ⚫作り方 1 春菊はため水の中で良く洗い、1分ほどゆでて冷水に取る。 2 ゆでた春菊は軽くしぼってから4~5㎝幅に切る。 3 すり鉢にごまを入れて半分ほど粒が残るくらいにすり、醤油、砂糖を加え、ヘラなどでしっかり混ぜる。 4 2の春菊を3に加え、箸でほぐしながら和える。皿に盛ってできあがり。 寒いこの時期、鍋料理に欠かせない春菊ですが、ごま和えをはじめ、さまざまな調理方法で旬の味覚を楽しみましょう!