【食材のこだわり】里いもについて【しげよし】

2023/10/09

■里いもは、葉の色が黄色くなってきたら収穫の時期



冬が旬といわれる里いも。
里いもの収穫時期は、一般的に9月から12月頃です。葉の色が黄色くなってきたり、枯れてきたりしたら、収穫のタイミングです。

収穫方法は、以下の通りです。
1 葉が枯れ始めたら、スコップなどで土を掘って、いもを露出させます。
2 いもを傷つけないように、丁寧に掘り出します。
3 いもを洗い、泥や汚れを落とします。

収穫した里いもは、そのまま料理したり保存したりすることができます。
保存する場合は、土を落として、風通しの良い場所で乾燥させます。乾燥させた里いもは、新聞紙などに包んで、冷暗所で保存します。
なお、里芋は寒さに弱いため、霜が降りる前に収穫しておきましょう。

■里いもと良くにているセレベス、どこが違うの?



里いもに良く似ている野菜に、セレベスがあります。
里いももセレベスは、どちらも「サトイモ科」の一種ですが、いくつかの違いがあります。

・皮の色
里いもは、皮が黒みがかった茶色ですが、セレベスは赤みを帯びています。

・ぬめり
里いもは皮をむくとぬめりがありますが、セレベスはぬめりが少ないです。

・食感
里いもはホクホクとした食感ですが、セレベスはねっとりとした食感です。

・栽培時期
里いもは晩秋から初冬にかけて収穫されますが、セレベスは晩夏から秋にかけて収穫されます。

・主な産地
里いもは日本全国で栽培されていますが、セレベスは主に千葉県で栽培されています。
・利用方法
里いもは、主に煮物や天ぷら、焼きいもなどに使われますが、セレベスは主に煮物や汁物、サラダなどに使われます。

見た目や食感、味わいなどに違いがあるので、ぜひ食べ比べてみてください。

■【レシピ】里いものそぼろ煮



里いも料理の定番中の定番! 里いものそぼろ煮のレシピを紹介します。

⚫材料(4人分)

里芋…8個(皮をむいて350~400g)
塩…大さじ1
〈A〉
水…250ml
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ2
〈B〉
鶏ひき肉…100g
砂糖…小さじ1
しょうゆ…小さじ1
片栗粉…小さじ2

⚫作り方
1里いもはよく洗い、しっかり乾かしたあと皮をむき、乱切りにする。ボウルに入れ、塩をまぶしてもみ、水気を切る。

2 鍋に(A)を入れ、ひと煮立ちさせる。里いもを入れ、ふたをして弱火で10~12分煮る。竹串を刺して火の通り具合を確認する。

3ボウルで(B)を混ぜ、中火にする。とろみがつくまで箸で混ぜ、さらに2分程里いもに煮汁をかけながら煮る。皿に盛ってできあがり。

ほくほく美味しい秋の味覚を召し上がれ!