トップページ > ブログ > 【四季折々】紅葉狩りについて【しげよし】
2023/10/15
■深まる秋に楽しみたい「紅葉狩り」。その由来は? 秋の季節に山や渓谷などに出かけ、美しい紅葉を鑑賞する「紅葉狩り」読み方は「もみじがり」です。 紅葉狩りの由来には、主に以下の2つの説があります。 1つ目の説は、平安時代の貴族が、歩くことを下品なものと見なしていたため山や渓谷に紅葉を見に行くことを「狩り」に見立てたという説です。当時、貴族は牛車で出かけるのが一般的でしたが、牛車で山道を登るのは困難だったため、歩いて行くしかありませんでした。そこで、歩くことを狩りに見立てることで、品位を保つことができたそうです。 もう1つの説は、古くから、野山に分け入って自然のものを探し求めることは「狩り」の範疇に含まれていたという説です。桜の場合、人里で栽培されたものを観賞するときは「花見」に変わっていきましたが、紅葉は山や渓谷でしか見られないため、狩りのままということになったそうです。 現在の紅葉狩りは、単に紅葉を眺めるだけですが、平安時代の紅葉狩りは、実際に紅葉を手に取って鑑賞していたといわれています。 ■紅葉狩りの時期と楽しみ方〜ハイキング、温泉、食事などさまざま 紅葉狩りにおすすめの時期は、地域により変わります。以下を参考にしてください。 ・北海道:9月中ごろ~10月 ・東北地方:10月はじめ~11月はじめ ・関東地方:11月はじめ~12月はじめ ・北陸地方:10月はじめ~11月はじめ ・中部地方:10月はじめ~11月はじめ ・中国・四国地方:11月中ごろ~12月はじめ ・九州地方:11月終わり~12月はじめ 具体的な楽しみ方としては、以下のような方法があります。 ・紅葉の名所を巡る 日本には、紅葉の名所が数多くあります。有名なスポットから穴場まで、いろいろな場所を巡ってみましょう。 ・ハイキングや散策を楽しむ 紅葉を間近で鑑賞するために、ハイキングや散策を楽しむのもおすすめです。 ・温泉や食事を楽しむ 紅葉狩りの後は、温泉や食事を楽しむのもよいでしょう。 ■紅葉狩りのおすすめスポットはここ! 日本には、紅葉の名所が数多くありますが、その中でも特におすすめのスポットをいくつかご紹介します。 日光東照宮(栃木県) 日光東照宮は、世界遺産にも登録されている、江戸時代を代表する神社仏閣です。境内には、数多くの紅葉の名木があり、秋になると境内全体が美しい紅葉に染まります。 高尾山(東京都) 高尾山は、都心からアクセスしやすい人気のハイキングスポットです。ケーブルカーやリフトで山頂まで登れば、都心を一望できる絶景を眺めながら、紅葉を楽しむことができます。 嵐山(京都府) 嵐山は、京都を代表する観光地です。渡月橋や竹林の小径など、紅葉の名所が数多くあります。特に、渡月橋から眺める紅葉は、絶景です。 兼六園(石川県) 兼六園は、日本三名園のひとつです。大小さまざまな池や庭園が広がり、秋になると池や庭園が紅葉に染まります。 霧島高原(鹿児島県) 霧島高原は、標高が高く、秋は紅葉が長く楽しめます。特に、霧島神宮や高千穂牧場など、紅葉の名所が数多くあります。 このほかにも、日本にはたくさんの紅葉の名所があります。ぜひ、自分だけの紅葉狩りスポットを見つけて、秋の自然を満喫してください。