トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】すいかについて【しげよし】
2023/08/01
■夏においしい! すいかの甘みをもっとも感じるのは15℃前後 夏においしい食べ物といえば、すいか。 原産地ははるか遠くの南アフリカ、中国を経由して17世紀に日本に伝わったという説があり、江戸時代には「赤い果肉が気味悪い」と敬遠されていたそうです。 現在のような、緑の地に黒いギザギザの縞模様があるすいかは、昭和初期以降の品種だといわれています。この頃にはすでに「種なしすいか」が誕生しており、昭和34年には、家庭用冷蔵庫の普及に伴い小玉すいかが生まれたそうです。現在でも、味と見栄えを追求した贈答用高級大玉品種、形や色に変化を持たせた品種など、毎年のように新種が出続けています。 すいかは、冷やしすぎると甘みが落ちてしまうので注意したいもの。冷やす時間の目安は、まるごと1玉なら2時間半程度、4つ割のものなら1時間半程度。もっとも甘みを感じるのは、15℃前後だといわれています。 ■すいかと食べ合わせが悪い食べ物は? すいかの90%以上は水分です。その影響もあり、すいかと食べ合わせが悪い食べ物があります。 ひとつめは、天ぷらや唐揚げなどの「揚げ物」です。 油の多い食べ物は、消化するのに普通の食材よりも胃に負担をかけることになります。 お腹が冷えてしまうと、内蔵の動きが鈍くなってしまうことから、消化能力が下がってしまうんです。 スイカには体から熱を逃がす効果もあるので、多くの油を同時に摂取すると、水分での胃液減少に加えて消化しにくい油を冷えた体内に取り込んでしまうことになるのだそうです。 もうひとつは、ビールやコーヒーなど利尿作用がある飲み物です。スイカがもともと持っている利尿作用に加えて、ビールやコーヒーなどに利尿作用が重なってしまうことから、水分を排出しすぎる状態になってしまうこともあるので気をつけましょう。かき氷など水分が多いデザート系も、おなかをこわすリスクが高まります。 ■すいかを使った料理いろいろをご紹介! すいかは、切って食べるだけでなく、ジュースやゼリーにしたり、皮を使って調理したりなど、さまざまなアレンジ方法があります。すいかを使った料理をいくつか紹介します。 ・すいかゼリー すいか、水、砂糖、食紅、お湯、ゼラチン、チョコチップ、ミント、粉ゼラチンで見た目もさわやかなすいかゼリーが完成。 ・すいかの皮の中華風漬け物 すいかの白い部分をしょうゆ、砂糖、ごま油などを用いて漬け物に。大根のような食感で味も染みこみやすくおいしい料理です。 ・すいかとトマトのジュース すいかとトマトを同量ミキサーにかけ、はちみつをたらしてできあがり。夏バテ予防に。 ・すいかのナムル すいかの赤い果肉と白い部分を千切りにして、にんにくや塩、ごま油などで和えると、簡単に美味しいナムルが作れます。 旬の果実のアレンジレシピを味わいながら、暑い夏を乗り切っていきましょう!