【四季折々】お中元について【しげよし】

2023/07/03

■お中元の時期は、関東は7月上旬から中旬、関西は7月中旬から下旬



日頃お世話になっている方に、感謝の気持を込めて御礼の品を贈る「お中元」。

お中元は、一般的に7月上旬から中旬に贈るのがマナーです。ただし、地域によって、贈る時期が異なる場合もあります。例えば、関東地方では7月上旬から中旬が一般的ですが、関西地方では7月中旬から下旬が一般的です。また、目上の方へ贈る場合は、少し早めに贈るのが良いとされています。

お中元を贈る時期を過ぎてしまった場合は、暑中見舞いや残暑見舞いを贈ると良いでしょう。暑中見舞いは、8月7日頃までに贈るようにしましょう。残暑見舞いは、8月末頃までに贈るようにしましょう。

お中元を贈る際は、のしをつけて贈るのが一般的です。のしは、水引を付けて、右上から左下へかけるようにしましょう。表書きは、上司や目上の方には「御中元」、同輩や部下には「御礼」または「暑中見舞い」と書きます。

■今年のトレンドは「個包装」と「おしゃれな見た目」



お中元の定番の贈り物には、以下のようなものがあります。

・果物
・スイーツ
・和菓子
・お酒
・タオル
・コスメ
・雑貨
・ギフト券

また、最近では、健康食品や美容品、体験ギフトなども人気があります。今年のトレンドは「個包装」と「おしゃれな見た目」です。コロナ明けでのお中元のやり取り。気持ちの良いギフトを選びましょう。

■お中元にまつわる「こんなときどうしたらいいの?」を解決



⚫️贈る相手が喪中のとき、どうすればいい?

お中元は、喪中のときに贈ったり受け取ったりしても問題ありません。ただし、のし紙の表書きや贈る時期には注意しましょう。のし紙は「お祝い事」を示す紅白の水引を避け、白無地の奉書紙と黒白の水引を使います。また、遺族にとって負担がかかる時期であると考えられる四十九日は、品物を贈るのを避けるのがベターです。

⚫️お中元に贈ってはいけないものってあるの?

お中元は、どんなに感謝の気持ちが込められていても「何を贈ってもいい」というわけではありません。

・靴、スリッパなど足をふみつけて使うもの
・「クシ」など、4,9の語呂合わせに関係するもの
・「切れる」「縁を断ち切る」という意味に取られる可能性があるハサミや包丁
・家族構成に合わないもの

普段何気なくギフトとして贈っているものも含まれているかもしれないので、注意してください。マナーを守り、日頃お世話になっている方にお中元を贈りましょう。