トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】うなぎについて【しげよし】
2023/07/10
■2023年夏の「土用の丑の日」は、7月30日 「土用(どよう)の丑(うし)の日」というと、「夏」「うなぎ」というイメージがありますが、そもそも「土用」は立夏・立秋・立冬・立春直前の約18日間の「期間」を示す言葉。「季節の変わり目の約18日間」を意味します。 「土用の丑の日」は、夏の土用の期間にある丑の日のこと。「土用の丑」や「土用丑」とも呼ばれています。 2023年の夏の「土用の丑の日」は、7月30日。 日本において、夏の暑さに対する滋養強壮としてうなぎを食すという習慣があることで知られ、この時期になると、デパートやスーパーで美味しそうなうなぎを目にする機会も増えてきますよね。 ■「うなぎの蒲焼き」、関東と関西の違い うなぎに最も多く含まれている栄養素は、ビタミンAです。うなぎ100gあたりに含まれるビタミンAは、成人男性の1日の必要量の約2倍、成人女性の1日の必要量の約3倍です。ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を維持し、目の機能を向上させる働きがあります。また、免疫力を高め、骨や歯を丈夫にする働きもあります。 また、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、カルシウム、鉄、亜鉛、DHA、EPAなどの栄養素も豊富に含まれています。 ところで、うなぎといえば「うなぎの蒲焼き」ですが、うなぎの蒲焼は、関東では白焼きにしてから蒸し、タレに絡めて焼くという調理法が定番です。 いっぽう、関西では、白焼きと蒸しの工程はなく、焼きのみで仕上げていくのが一般的です。この理由には諸説ありますが、昔の関東のうなぎは身が固く脂が多かったため、蒸してやわらかく、余分な脂をより落としたと考えられています。 調理するまでのさばき方にも違いがあり、関東では侍が多く「切腹」を連想させるので「背開き」とし、関西は商人文化の町なので「腹を割って話す」ことから「腹開き」になったという説があるそうです。 ■うなぎを使った料理いろいろ うなぎの蒲焼き以外に、うなぎを使った料理を紹介します。 ・白焼き:うなぎをタレに漬けずに焼いた料理です。うなぎの脂がしっかりしていて、あっさりとした味わいです。 ・うなぎ飯:うなぎの蒲焼きを乗せたご飯です。うなぎ飯は、うなぎの蒲焼きの甘辛いタレとご飯の相性が抜群です。 ・うなぎの煮つけ:うなぎを煮た料理です。しぐれ煮、しょうが煮などさまざまなレシピがあります。 ・うなぎの酢の物:うなぎの蒲焼きと薄切りにしたきゅうりとお酢であえればできあがり。副菜として人気です。 うなぎは、夏バテ予防や疲労回復に効果的な食材です。うなぎ料理を食べて、夏バテを防ぎましょう!