【食材のこだわり】アジについて【しげよし】

2023/06/12

■青魚の代表格・アジの旬は5〜6月



アジはスズキ目サバ科に属する魚で、日本では古くから食用とされています。旬の時期は春から夏にかけてですが、特に5月から6月が最も美味しいと言われています。
この時期のアジは、脂が乗っていて身がしまっており、味が濃いのが特徴です。

アジは、一般的に青魚に分類されます。しかし、アジの身は白く脂肪分も少ないため、白身魚に近い特徴を持っています。そのため、アジを白身魚と分類する人もいます。

アジの代表格・マアジの漁獲量が多い県は、以下の通りです。

1位:長崎県
2位:島根県
3位:愛媛県
4位:鳥取県
5位:大分県(2019年調べ)

漁獲量一位の長崎県の全国シェアは、42.1%。漁獲量1位の長崎県、2位の島根県、3位愛媛県の3県合わせて、国内漁獲量の約65%を漁獲しています。

■アジの種類を知っておこう



アジには、タンパク質、脂質、ビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれています。特に、DHAやEPAなどの不飽和脂肪酸、ビタミンB12、ビタミンD、カルシウムなどの栄養素が豊富です。

中でも注目すべきは、DHAとEPA。動脈硬化や脳卒中の予防や中性脂肪の低下など、さまざまな働きが期待されており、DHAは妊娠・授乳期の赤ちゃんの脳の発達に必要とされるほか、認知症予防につながる可能性もあるとされています。

栄養価が高い魚ですので、旬の時期に積極的に取り入れたいですね。

新鮮なアジの特徴は、
・目が澄んでいる。
・お腹にハリがある。
・表面が銀色に光っている。
・ぜいご(尾のつけ根にあるトゲ状のうろこ)がしっかりしている。

旬の時期は安く手に入りやすいので、もうれしいところです。生で食べたり、焼いたり、煮たり、揚げたりなど様々な調理法で、お寿司や刺身、フライ、煮魚、焼き魚、揚げ物など、さまざまなメニューで楽しみましょう。

■【レシピ】アジの南蛮漬け



あまずっぱくてさっぱり風味!アジの南蛮漬けのカンタンレシピを紹介します。

⚫️材料(4人分)
アジ   4尾
塩    ひとつまみ
片栗粉  適量
ねぎ   20g
にんじん 50g
きゅうり 50g
たまねぎ 50g
揚げ油  適量

A)
しょうゆ  大さじ4
みりん   大さじ4
砂糖    大さじ4
酢     大さじ10
だし汁   大さじ10
赤唐辛子(輪切り) 少し

(つくり方)

1 アジはうろこ、頭、内臓を取って水洗いし、三枚におろす。
半身を半分に切って塩をまぶし、5分程おいたらキッチンペーパーなどで水気をとり、片栗粉を薄くまぶす。

2 ねぎ、にんじん、きゅうりはせん切りにする。たまねぎはざく切りにする。

3(A)を合わせて保存容器に入れ、(2)を入れる。

4 鍋に油を入れて170℃に加熱し、(1)を10分程揚げる。
油をきって(3)に漬け、しばらくおいて味をなじませ、皿に盛ってできあがり。

夏バテ防止にもぴったりのレシピ、ぜひ試してみてください!