トップページ > ブログ > 【四季折々】桜について【しげよし】
2023/03/20
■今年も開花! 代表的な日本の桜とは 春は桜の季節。 3月14日に東京でソメイヨシノが開花し、今年の桜前線がスタートしました。平年より早いところが多く、記録的に早いところもありそうです。 桜は、バラ科サクラ亜科サクラ属の落葉高木、または低木です。 ひと口に桜といっても、公園や街路樹として植えられる品種から、個人の庭に植える中木程度の品種まで、たくさんの種類があります日本で見られる代表的な桜を紹介します。 ⚫ソメイヨシノ(染井吉野) 日本で最も有名な桜であり、桜の開花日を予想する「桜前線」もソメイヨシノの開花を基準にしています。江戸末期~明治初期頃から園芸品種として栽培されており、当時の染井村の植木職人がつくったとされています。花弁は5枚あり、咲き始めは淡い赤色で、満開になると白色に近い色になります。 ⚫マメザクラ(豆桜) 箱根や伊豆、富士山の標高1,500m以下の低山地から丘陵帯に咲く自生種で、別名「フジザクラ」とも呼ばれます。樹の高さは他の種類と比べて低く、岩石地に生えているものは、1m以下でも花をつけます。 ⚫ヤマザクラ(山桜) 代表的な桜の種類のひとつで、古くから詩や歌に詠まれ、親しまれてきました。山地に広く自生し、関東、中部から南の地域によく見られます。花弁は5枚で淡紅色の花を咲かせます。 ■桜を使った「桜茶」の入れ方 桜といえば、桜の塩漬けにお湯を注いだお茶のことで、「桜茶」がよく知られています。 桜茶は、お湯を注ぐと桜の花びらがだんだんと開いていく様子が、「未来が開ける」「縁起をかつぐ」とされ、祝いの席で出されるようになったといわれています。 現在もこの風習が残っており、地域によっては入学式、卒業式など学校行事や結納など祝いの席で桜茶がふるまわれることもあります。 ちなみに、桜の塩漬けで使われる八重桜80%は、神奈川県の小田原市、秦野市で生産されています。「関山(かんざん)」という品種が特に有名です。 桜茶の入れ方を紹介します。 ①桜の塩漬けを用意する。 ②桜の塩漬けを手でほぐす。 ③ほぐしたあとは、ぬるま湯に5分ほど浸し、塩抜きする。 ④塩抜きした桜の塩漬けを取り出す。 ⑤桜の塩漬けを湯呑みに入れて熱湯を注ぎ、出来上がり。 ■各地で開催される「桜まつり」を楽しもう! 桜が開花している時期に行われる「桜まつり」。 桜がたくさん植えてある公園や桜並木のあるエリアで、提灯を吊ったり、夜間に桜の木がライトアップされたりなどさまざまな趣向で桜を美しく見せ、訪れる人を楽しませてくれます。 ちなみに、「日本三大桜まつり」として知られているのは、 ・千代田の桜まつり(東京都) ・弘前桜まつり(青森県) ・吉野の桜まつり(奈良県) これ以外にも、全国各地で桜まつりが開催されます。美しく咲く期間に合わせ、ぜひ足を運んでみてください。