トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】鯛について【しげよし】
2023/02/20
■春に旬を迎える鯛は「桜鯛」とよばれ、栄養価が高い お祝いの席に欠かせない魚として知られる鯛。 鯛は1年中漁獲されますが、主に春と秋に旬を迎えます。 春に漁獲される産卵前の鯛は「桜鯛」とよばれており、身体全体が桜色を帯びて、栄養価が高くなります。ちなみに、秋に旬を迎える鯛は「もみじ鯛」とよばれています。 真鯛の漁獲量の日本一は、長崎県。 以下、福岡県、愛媛県と続き、西日本各地での漁獲が多いことが分かります。 しかし、鯛の国内の漁獲量は、前述した天然物が2割、養殖ものが8割で、普段スーパーなどで目にしている真鯛のほとんどは養殖ものといっても過言ではありません。 養殖ものの真鯛を最も多く産出しているのは愛媛県。全国の約半分を超える量を占め、次いで熊本県、三重県と続きます。 新鮮な真鯛かどうかを見分けるには、 ・目が澄んでいて体色が鮮やかかどうか。 ・えらの中が鮮紅色かどうか。 ・まるまると太っているかどうか。 ・尾に幅があるかどうか。 以上をチェックしましょう。 ■調理法により、さまざまな栄養を効率良く摂取できる 鯛は白身魚に分類され、良質なたんぱく質が豊富に含まれています。消化にもすぐれているので、胃腸の調子がよくない時や高齢者の方にもおすすめの食材としても知られています。 たんぱく質以外にも、ビタミンB1、肝機能を高めるタウリン、高血圧予防に効果的なEPA、認知症予防効果も期待できるDHA、ナイアシンなどさまざまな栄養素が含まれています。 鯛の頭の骨の部分には、不飽和脂肪酸のD H AやE P Aが豊富に含まれているので、鯛のかぶと煮やあら煮にして食べることで、これらの栄養素を効率よく摂取できるでしょう。 また、煮汁ごと食べられる料理にすることで、ビタミンB1やナイアシン、タウリンなどの栄養素をムダなく摂取することができます。汁物やスープ、炊き込みご飯、煮込み料理などのメニューがおすすめです。 ■【レシピ】炊飯器でつくる、カンタン鯛めし 焼いた鯛の香ばしい香りがしょうゆ風味のごはんに移り、味・香りともに楽しめる「カンタン鯛めし」の作り方を紹介します。 ⚫材料(4人分) ・真鯛 1/2尾 ・塩 少々 ・米 4合 ・水 720ml ・酒 大さじ4 しょうゆ 大さじ4 三つ葉 適量 ⚫作り方 1 米は洗って水にひたしておく。真鯛は塩をふって約5分おき、グリルで軽くこげ目が付くまで焼く。 2 1の炊飯器に酒、しょうゆを入れて軽く混ぜ、1の鯛をのせて炊く。 3 炊き上がったらご飯と軽くまぜ、器にもり、三つ葉をちらしてできあがり。 ちょっとしたお祝い事や、華やかな食卓にしたい時のメニューとしておすすめです!