トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】あさり、しじみ、はまぐりについて【しげよし】
2023/02/13
■春は貝がおいしい季節。あさり、しじみ、はまぐりの違いは? もうすぐ春。 春は貝がおいしい季節といわれています。 この季節になると、あさり、しじみ、はまぐりが良く出回りますが、 それぞれの違いを知っていますか? あさり、しじみ、はまぐりの大きな違いは、見た目。 ・あさりは細かい筋が表面にあり、ざらざらしている。 ・しじみは黒っぽくてあまりざらざらしていない。 ・はまぐりは白っぽい模様で表面がなめらか。 などの違いがあります。 それぞれの平均的な大きさは、 ・あさりは約3〜4cmくらい。 ・しじみは約2〜3cmくらい。 ・はまぐりは約5〜6cmくらい いちばん大きいのははまぐりです。 生息地は、 ・しじみは、淡水や、淡水と海水のぶつかる汽水域に生息。 ・あさり、はまぐりは汽水域に近い海の砂の中に生息。 同じ貝類でも、見た目や生息地は異なることがわかります。 ■あさり、しじみ、はまぐりの栄養価は高い! それぞれ含有量に差がありますが、あさり、しじみ、はまぐりは、いずれもたんぱく質、ビタミンB12、ミネラルが豊富で低カロリーなので、健康的な食材といえます。 また、肝臓の働きを助ける「コハク酸」などの旨味成分も含まれています。 ちなみに、あさりを調理する前に砂出しをしますが、塩水からあげたあさりをしばらく放置すると、コハク酸が増加し旨味が増すと言われています。 また、しじみは、「生のときよりもマイナス4℃で冷凍すると、肝機能を高める成分であるオルニチンが8倍にも増える」という報告があります。 くわしいメカニズムはわかっていませんが、冷凍することにより健康によい成分が増えるため、家庭においてもぜひ活用したいものです。 はまぐりには、肝臓や心臓の機能を高めるタウリンが豊富に含まれています。煮て調理した際は、煮汁も一緒に飲むことで、栄養を吸収することができます。 ■あさり、しじみ、はまぐりの調理法を知っておこう! あさり、しじみ、はまぐりの基本的な調理法を紹介します。 ⚫味噌汁・・貝そのものにだしのおいしさが備わっているので、味噌汁に使うだしは昆布一切れくらいでOK。塩気もあるため、味噌はいつもより少なめで味わ整えましょう。 ⚫酒蒸し・・貝だけを酒蒸しても美味しいですが、野菜と一緒に蒸すと、おかずとしてのボリュームもアップします。野菜を入れる場合は、味見をしながら塩やポン酢などをプラスしましょう。 ⚫お吸い物・・はまぐりのお吸い物が有名。ひなまつりレシピでも見られる定番料理です。 ⚫炊き込みごはん・・こんぶなどのだしといっしょに炊き込むと、まろやかでやさしい風味になります。 ⚫炒め物・・アスパラなど春に旬を迎える野菜といっしょに炒めて蒸し焼きにするのがおすすめです。 栄養満点、野菜との相性も抜群のあさり、しじみ、はまぐりのおいしさを、旬の時期に存分に味わいましょう!