【四季折々】ひな祭りについて【しげよし】

2023/02/27

■3月3日はひな祭り。行事食として何を食べる?その由来は?



3月3日は「ひな祭り」。女の子のすこやかな成長を祝う日です。
この日に食べるとよいとされている「行事食」と、その由来を紹介します。

⚫菱餅 
緑には健康や長寿、白には清浄や純潔、ピンクには魔除けという意味があります。菱餅の色は、雪の下から植物が芽生え桃の花が咲く姿を表しているのだと言われています。

⚫ひなあられ 
菱餅を砕いて作ったものとされており、緑、白、ピンクそれぞれの色の意味は菱餅と同じです。

⚫ちらし寿司 
平安時代にお祝い事で食べられていた「なれ寿司」がちらし寿司になったという説があります。具として使われている海老は長寿、れんこんは先を見通すこと、豆はまめに働けること、菜の花は春の暖かい色合いを表しています。

⚫はまぐりのお吸い物
貝殻がぴったりと合うはまぐりは、夫婦和合を象徴します。素敵な結婚相手に巡り会えるようにという願いが込められています。

⚫手まり寿司
ひな祭り限定の食べ物ではないですが、見た目の華やかさ、小さくて子どもでも食べやすいことから、ひな祭りの食べ物として人気が高まりつつあります。

⚫白酒
桃の節句に桃の花を浸したお酒を飲む慣習から、ひな祭りの飲み物として広まったとされています。

■雛人形。いつ出して、いつしまえばいいの?



雛人形は、早ければ「立春」から飾ります。立春は二十四節気のひとつで2月4日ごろですが、遅くとも二十四節気の「雨水」のころ(2月中旬)には飾りたいものです。
良く晴れた日の日中で、できれば大安など暦の吉日に飾るとよいとされています。

「雛人形をいつまでも飾っておくと婚期が遅れる」という迷信があります。
「3月3日のひな祭りが終わったら、4日には片付ける」という家庭が多いようですが、
二十四節気の「啓蟄」(けいちつ)のころ(3月6日ごろ)が一般的です。

地方によっては、「すぐに片付けず、長く飾っておいた方が火除けになる」という言い伝えもあるようです。

■全国のひな祭りイベントを紹介!



コロナ禍で中止・縮小が続いていたひな祭りイベントも、ようやく通常どおりに開催の動きがみられます。

全国のひな祭りイベントを紹介します。

■桃まつり 「桃の節供 雛かざり」/東京都荒川区
開催日時:2023年2月下旬〜4月8日
開催場所:東京都荒川区の素盞雄神社
内容: 境内に、段飾りのお雛様が飾られます。
入場料:無料

■鴻巣びっくりひな祭り2023/埼玉県鴻巣市
開催日時:2023年2月17日(金)〜3月4日(土)10:00〜21:00(最終日は15:30まで)
開催場所:埼玉県鴻巣市のエルミこうのすショピングモール
内容:高さ7mの日本一高いピラミッドひな壇が登場します。
入場料:無料

■三十段飾り 千体の雛祭り/長野県須坂市
開催日時:2023年1月14日(土)〜4月16日(日) 9:00〜17:00(最終入館16:30)
開催場所:長野県須坂市の須坂アートパーク
内容:約6,000体からなる30段のひな壇と、さまざまな年代のお雛様が楽しめます。
入場料:600円(入館料として。※高校生以下および18歳未満無料)

■可睡斎ひなまつり/静岡県袋井市
開催日時:2023年1月1日(日)〜3月31日(金) 8:00〜17:00
開催場所:静岡県袋井市の可睡斎
内容:32段1,200体の雛人形のほか、等身大雛人形やさるぼぼの展示が楽しめます。
入場料:500円(拝観料として。室内ぼたん庭園・諸堂拝観含)

■旧藏内邸ひなづくし/福岡県築上郡築上町
開催日時:2023年1月19日(木)〜3月21日(火) 9:30〜16:30(最終入館16:00)
※水曜休館
開催場所:福岡県築上郡築上町の旧藏内邸
内容:豪華な7段飾りをはじめ、和紙人形や押絵、木目込み、陶器、キャラクター雛などユニークな雛人形を楽しめます。
入場料:一般310円、小中学生100円

自宅で楽しむ雛飾りとはひと味違う魅力がたっぷり!家族で足を運んでみてください。