トップページ > ブログ > 【四季折々】椿について【しげよし】
2023/01/08
■この時期に開花する椿は、花の色により花言葉が異なる 椿はツバキ科ツバキ属の常緑高木で、光沢のある濃い緑の葉をもちます。 名前の由来には諸説があり、厚みのある葉の意味で「あつば木」、つややかな葉の「艶葉木(つやばき)」、光沢のある葉の「光沢木(つやき)」などの説が有力です。 椿の原産地は本州、四国、九州、沖縄、台湾、朝鮮半島南部、中国などで、開花期は、11月~12月です。 椿の花言葉は、「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」です。 また、椿は、色別にも異なる花言葉の意味を持っています。 赤・・「控えめな素晴らしさ」「謙虚な美徳」 白・・「完璧な美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」 ピンク・・「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」 椿は、イギリスでは赤い花は「謙遜な美徳」、白い花は「至上の愛らしさ」を意味するとされ、「美徳」、「確固・不変」「私はつねにあなたを愛します」などの意味を持ちます。 椿の花言葉は、“美”のシンボル的意味合いが強くなっています。 ■美容効果抜群! 椿油の効能 椿といえば、椿油(つばきあぶら)が良く知られています。 椿油は、椿の種子から圧搾法により採油される不乾性油。生産量は少ないですが、日本の特産油で、伊豆諸島、九州南部が有名です。 脂肪酸の一種であるオレイン酸の働きにより、食事で椿油を使えば、コレステロール値の抑制などにも効果が期待できます。 椿油は美容効果があることでも知られています。 ●髪の健康を守る効果 椿油を髪の毛につけることで、ドライヤーの熱や紫外線などの刺激から髪を守り、枝毛やパサつきを抑えます。また、必要な水分をキープし、髪表面のキューティクルをなめらかに整えることで、潤いとハリのある美しい髪に導きます。 ●美肌効果 椿油に含まれるオレイン酸は、私たちの皮脂にも含まれている成分です。そのため、肌になじみやすく、潤い保持にも効果的です。肌に潤いを与えることで、皮膚の乾燥を防ぐことはもちろん、外部の刺激から肌を守ってくれます。 ■知ってる? 椿と山茶花(さざんか)の違い 椿と見た目が良く似た冬の花に、山茶花(さざんか)があります。 以下、見分け方を紹介します。 ⚫花の咲き方と香り 山茶花:花が平らに咲き、香りあり。 椿:花が立体的に咲き、香りなし。 ⚫葉っぱの形 山茶花:葉がギザギザしている、葉の中心を通る葉脈が黒く見える、葉裏の葉脈に毛が生えている。 椿:葉がギザギザしていない、葉の中心を通る葉脈が透けて見える、葉裏の葉脈に毛が生えていない。 ⚫花の散り方 山茶花:花びらが一枚ずつ散る。 椿:花が丸ごと落ちて散る。 道端で見かけたら、椿か山茶花か、じっくり観察してみましょう!