トップページ > ブログ > 【食材のこだわり】牡蠣について【しげよし】
2022/11/23
■「海のミルク」ともよばれる牡蠣は今が旬! 栄養たっぷりで「海のミルク」ともよばれている牡蠣。 牡蠣には「岩牡蠣」と「真牡蠣」の2種類あり、冬の時期が旬の牡蠣は、「真牡蠣」のほうです。 岩ガキに比べるとこぶりですが、クリーミーでまろやかな風味が魅力です。 牡蠣の生産地のベスト3は、上から広島県、宮城県、北海道。 広島県では、江田島市と呉市が有名な牡蠣の産地で、身がプリプリして濃厚な味わいです。 宮城県の牡蠣は、主に三陸エリアで水揚げされます。自然豊かな北海道は、道東エリアの厚岸(あっけし)、オホーツク海に面したサロマ湖、津月海峡の海流がある知内(しりうち)が、牡蠣の3大名産地として知られています。 ちなみに、岩牡蠣の旬は、夏場の6月から9月ごろ、真牡蠣よりも殻が厚く、サイズも大きいのが特徴です。 ■低カロリー、低脂肪、栄養たっぷりの海の幸 牡蠣が「海のミルク」とよばれているのは、牛乳のようにさまざまな栄養素をバランスよく含んでいるから。 牡蠣の1個あたりのカロリーは、約12kcalと低く、低脂肪のため、「ヘルシーな魚介」として知られています。 また、多種類のアミノ酸がバランスよく構成された良質なたんぱく質、スタミナ維持や疲労回復に効果的なグリコーゲン、肝臓の働きを活発にしてコレステロールの吸収をおさえる役割を果たすタウリンに加え、亜鉛や鉄分、ビタミンB群も豊富に含まれています。 ただ、牡蠣に含まれるタウリンやビタミンB群は水溶性のため、加熱調理する場合は、 ・ 鍋料理にして煮汁もいっしょにいただく ・ 水にふれない牡蠣フライなどの揚げ物にしていただく などの調理法がおすすめです。 ■自宅で牡蠣を調理するときの注意点 ヘルシーで美味しい牡蠣ですが、食べる時にひとつだけ注意したいことがあります。 それは、食中毒。とくに冬の時期は、ノロウイルスも流行するため、注意が必要です。 牡蠣を調理するときの注意点を紹介します。 ・ 調理をする前にしっかり手洗いする 可能であれば、ビニール手袋を着用して調理するとより安全です。 ・ 十分に加熱する お店で食べる生牡蠣はある程度安心して食べられますが、自宅で食べる場合は、「生食用」とあってもあたる可能性はゼロではありません。十分に加熱して食べることをおすすめします。 ・調理器具の扱いに気をつける 牡蠣を調理した際は、包丁やまな板など使った調理器具は、必ず除菌を。牡蠣がほかの食材にふれた場合も、その食材もしっかり洗いましょう。 正しい知識で牡蠣を調理し、旬の味覚を満喫しましょう!