【食材のこだわり】帆立について【しげよし】

2022/02/13

■天然ホタテの旬の時期は2〜3月。卵から出る出汁が美味!



お寿司のネタ、バーベキュー、中華に和食etc.さまざまな料理に使われる魚介類としてしられるホタテ。

ホタテは、北海道や青森の一部を除いて養殖が中心であり、年中収穫ができます。
天然のホタテの旬の時期として知られているのは、産卵により卵が発達する2〜3月の冬の時期と、貝柱が大きく育つ6〜8月の夏の時期といわれています。

冬が旬の天然ホタテは、卵が大きいのが特徴。大きく育ったホタテの卵は焼いて食べても美味しいですが、卵からよい出汁が出るので、お吸い物や煮付けにもおすすめです。貝柱の風味は、バランスよくあっさりしているのが特徴です。

スーパーなどで、「ベビーホタテ」という名前の小さなホタテを見かけたことがあると思いますが、これは、生後約1年の稚貝の殻を外したホタテをさします。
手頃なサイズなので、カレー、シチュー、パスタなどさまざまな料理に使うことができます。

■栄養たっぷり! ヘルシー食材としての評価も高い



ヘルシー食材としても名高いホタテ。
ホタテには、カルシウムや鉄、亜鉛など現代の日本人に不足しがちなミネラルが豊富に含まれています。
低カロリーで高たんぱく質な食材としても知られており、中でも「コハク酸」は貝類に含まれる独特の旨味成分で、ホタテの美味しさの正体。この「コハク酸」、なんと、アサリの10倍も含まれているといわれています。

また、ホタテには、コレステロールや中性脂肪を減らし、高血圧を下げたり糖尿病の予防や治療にも使われるアミノ酸の一種・「タウリン」が豊富に含まれています。

これらの栄養素は水に溶けやすい成分のため、調理の際は、「焼く」「炒める」「揚げる」といった調理法であれば、栄養素を逃すことなく食べることができます。

「ゆでる」「蒸す」などの調理法でも、スープなど水に溶け出したホタテの栄養素をそのまま食べられるレシピであれば、問題ないでしょう。

■【レシピ】旨味満点! ベビーホタテの炊き込みごはん



蒸しベビーホタテを使った炊き込みごはんのレシピを紹介します。

⭐︎材料(4人分)
・米    4合
・しめじ  1袋
・蒸しベビーホタテ   400g
・にんじん      1/4本
A)
・塩      少々
・しょうゆ、酒、みりん  各大さじ2
・砂糖          小さじ2
・顆粒だしの素      小さじ2

⭐︎作り方
1 米はといでざるにあげ水を切る。
2 しめじは石付きをおとし、にんじんは細切りにする。
3 炊飯器に米、Aを加えて水を入れ、軽くまぜてから、蒸しベビーホタテ、しめじ、にんじんを入れて炊く。
4 炊き上がったら全体を混ぜ合わせ、茶碗によそってできあがり。

高たんぱく・低カロリーで、ダイエットにも最適なホタテ。さまざまな調理法で、その独特の風味を堪能しましょう!